限界と向き合う日々――右肘が語った“休む勇気”
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今日もジムへ。ルーティンになったはずの空間だけど、今日はどこか違った空気が流れていた。
上半身を鍛えるメニューは、バックプレスから始まり、フロントプレス、そしてベンチプレスへ。
最近、肩が以前よりも頼もしくなってきたのか、かつて苦戦していた50kgが少しずつ軽く感じるようになってきた。
前は3レップで限界だったけど、今は7レップ目で「ああ、効いてるな」と感じるまでに。
「成長ってこういうことか」と、静かに嬉しさを噛みしめていた。
だが、その矢先だった。仕上げのラットプルダウン中、「ピシッ」という乾いた音が右肘から聞こえた…気がした。瞬間、鋭い痛みが走り、すぐに一緒にトレーニングしていた仲間が声をかけてきた。
「手のひらを上にしてダンベルを曲げてみて。痛みある?」
言われたとおりに試すと、意外にも痛みはない。でも、力が抜ける。肘が空っぽになったみたいだった。
急いで掛かりつけの接骨院へ向かい、診断を受けた。結果は「靱帯が伸びています」とのこと。オーバーワークによる肘軟骨の擦れが原因らしい。
無理をすれば、靱帯を断裂する可能性もある――と、柔らかな口調で医師に釘を刺された。
「重いものを持つときは、必ず肘のサポーターをつけてくださいね。」
以前にも、右腕の上腕筋の張りから前腕が引っ張られ、治療を受けたことがある。その時も限界を見誤っていた。
今回もまた、体からのメッセージだったのかもしれない。
電気治療、超音波、マッサージを終えたあと、肘よりも上腕二頭筋の張りが強いことを指摘された。そして下された言葉。
「2週間は右腕、完全に休ませてください。筋トレも釣りも、我慢です。」
釣りまで…と思わず苦笑してしまったが、納得するしかない。月末までは脚メニュー中心。左腕に負荷をかけすぎないように気をつけながら、今こそ弱点を鍛えるチャンスに変えよう。
筋トレはただの努力ではない。自分の体と、きちんと向き合う“覚悟”だ。
