GWも折り返し地点。昨日は久々に新しい釣り場へ向かった。きっかけは、いつもの釣具屋。餌を買いに立ち寄った際、店主のおじさんと話すうちに、数年前に護岸工事で閉ざされていた場所が開放されたことを知った。
「防波堤ができたけど、越えれば入れるよ」
その言葉にワクワクして、すぐに様子を見に行くことにした。

懐かしいテトラ帯
目的地は、防波堤が突き出したテトラのエリア。
干潮時で水位は低いが、かつて狙っていたポイントを確認するため、防波堤から目を凝らす――並ぶテトラ、一部埋め立てられていたが、幸い昔の好ポイントはそのままだ。

「よし、試してみよう」
ブラクリを落とすと、不思議なことにまた一投目でヒット!
10cmほどのカサゴ。迷わずリリースしながら、ふと昔の話を思い出す。

「若い釣り人が小さいカサゴまで持ち帰ってたから、最近は数が減ったんだよ」
おじさんの言葉をかみしめる。やはり資源は大切にしなければ。
その後も数回アタリはあるものの、なかなか乗らず、時間切れで撤収。
翌朝、満潮の様子を確認
「満潮時の水位はどれほど上がるのか?」
気になって、今朝は満潮時間に合わせて再訪した。

朝のサーフは爽快だった――ならばキスでも狙おう、と投げ竿を出したが…アタリなし。

昨日穴釣りをしたポイントでは、すでに3人がフカセ釣りをしていたため、今日は遠慮して投げ釣りに専念する。
しかし…沈黙の海
サーフに4名、堤防に3名、計8人が竿を振っていたが、誰一人魚を釣っていない。
「おかしいな…」
1時間半粘ったが、納竿。浜辺を歩き駐車場へ向かう途中、防波堤にいたおじさんが話しかけてきた。
「最近スナメリが入ってきてるから、魚が逃げちゃってほとんど釣れないよ」
なるほど…スナメリがいれば、魚を追い回してしまう。回遊魚も警戒して寄りつかないのだろう。
明日は雨の予報だが、もう一度チャレンジするか…悩みながら帰路についた。