皆さんは思い立った事を直ぐ実行する方ですか?それとも先送りする方ですか?多分、実際にはケース・バイ・ケースだと思います。では、ナゼそう言うように分かれるのでしょうか?
未だ読み終わっていませんが、最近読んでいる本に「すぐやる脳」というのがあるんです。この本、脳神経外科医の菅原通仁さんが書かれており、ナゼ直ぐに出来ないかの理由を医者の立場から書いております。
また、逆にすぐやるためにはどうすれば良いかも書かれており、実際に読んでいくと思い当たる節があります。
序章からナゼすぐに出来ないのかの理由が幾つも書いており、へぇ~そうなんだと一番思ったのは、脳は怠け者でできる限りエネルギーを消費しないように行動を制御すると言う事。
つまり、脳は仕事を拒むことが仕事だという事なんですね。
では逆にすぐやることが出来るのはどうしてか?
実はドーパミンが出て快楽状態になるときにすぐやる事ができるんです。だから、すぐやるためにはドーパミン・コントロールが必要なんだそうです。
でもドーパミン・コントロールってすぐてきるの?って思いますよね。
ドーパミン・コントロールって言うのは、仕事等の効率化などでPDCAを回しますが、基本的にはこれと同じ考え方のようなんです。
業務改善をしていくとき、Planを立てDoでアクションを起こし、Checkで行動の確認を行い、更にActionで修正を加えていく。十分な成果にならなかったら、また最初に戻ってPlanから行っていく。
このPDCAのサイクルに準じたもので、ドーパミン・コントロールをするには
- 自己暗示をかける
- スモールスステップに分ける
- ドーパミンを分泌させる
の3つを繰り返して行く事らしいのです。
自己暗示とは、例えば水である事を告げずに、水を良薬だと言って思い込ませて飲ませ続けると、飲んでいる人は良薬を飲んでいると思い込み、ナゼか病気も治っていく。
熱くないモノを熱いぞ熱いぞって言いながら押しつけると、押しつけられた人は肌に触れた瞬間、熱さを感じて振り払ったりするのと同じ事です。
そしてスモールステップとは、大きな目標では達成するまでに時間がかかり飽きてしまったり、モチベーションが下がりやる気がなくなったりしてしまいます。
それをもっと小さな単位に分割し、事項することで成功体験を得て達成したことの快楽を得る。つまり計画を年単位から月単位に分け、更に日単位にすることで達成しやすくする。
この小さな成功体験によりドーパミンが分泌されるので、がぜんやる気が出てくると言う事のようです。
しかし、ドーパミンが出過ぎる弊害もあるようで、この本を読んでいくとドーパミンの出しからと抑え方を両方書かれており、すぐやる脳にするにはどう言う行動と取るのが良いか等が書かれております。
また、沢山の事例も書かれておりますので、非常に分かりやすい内容になっております。
ただ、自分もまだ最後まで読んでいませんので、実は最後まで読むのが楽しみなんです。
日頃、なかなかすぐに行動できないと言う自分と同じような人に対して、参考になるなと思い、完読する前に紹介させて頂きました。
最近のネット記事でも同じような事が結構書かれているので、この本を読むと更に理解が深まるかもしれませんね。
そうそう、机に座って考え事をして思い浮かばない場合は、散歩をすると良いようです。かのスティーブ・ジョブズも散歩をしながら新しいアイデアを考えたそうです。
興味有る人は、是非読んでみてください。3/4読んだだけですが面白いですから。