春の海――釣りの試行錯誤と一匹のカサゴ

 

朝の気温は25℃。まるで夏のような陽気に誘われ、久しぶりの釣りへと向かった。

5時半、いつもの釣り場へ。

 

 

水温も上がり、そろそろ活性が高まるころかと思ったが…。

ジグヘッド＋ワームでキャスト開始。水面にはベイトの姿、時折ボラが跳ねる。

対岸ではナブラのようなざわめき――「これは期待できる！」

 

 

しかし、時間だけが過ぎていく。

メタルジグ、フリーリグ、チニングと試すも、まったく反応なし。

「ダメだな…移動しよう。」

7時30分、新たな釣り場へ。

穴釣りに切り替え、防波堤のさらに先端へ。

この場所は遠い。駐車場から1km以上。先端までは800mほどあり、見えないほど先に伸びている。

キャスター付きラックを引くアングラーたちを横目に、自分は 軽装スタイル で歩く。

 

8時半、いざ穴釣り開始。

青イソメをセットし、テトラの隙間にブラクリを落とす。波が荒れ、仕掛けは流されながらテトラに当たる。

そして――。

 

突然の大きなアタリ！

狭い空間と深場の相乗効果で、猛烈なファイトが始まった。

何なんだ？

期待を込めて巻き上げると…

23cm超えのカサゴ！

「よっしゃ、ボウズ回避！」

 

その後もブラクリを落とし続けるが、強い波に流され、根掛かりが続出。

餌取りのフグの猛攻を受け、餌だけが消耗していく。

11時、潮がさらに落ち着き、アタリすらなくなる。

ブラクリも3つテトラに喰われ―― 撤収。

 

 

学んだこと:

• 朝まずめ 6時まで に来るべき。根魚でも遅いと厳しい。
• 次回は 違う餌と早朝釣行 を試す。

  寒さも気にならなくなった今、挑戦しない理由はない。

 

本日の釣果：25cmのカサゴ1匹。

今日使用したブラクリはこれ。

「次こそは…！」