春本番になり、沢山のスポーツが本格的に開幕して賑わっている。そんな中、自分はゴルフをするのでゴルフのトーナメントの記事がニュースでは気になっていました。
あるゴルファーが緒戦は下から数えた方が早い順位で、それ以降は全て予選落ちの状況が報じられていた。昨年からの不調が未だ続いており、今年もこのままでは更に悪化してしまいそうな感じが素人ながらにも思えてくるんです。
折角育ててくれたコーチと契約解消し、自分で何でも出来るんだと言うような感じで、コーチをも付けずにスイングを変えていった事が主要因と言われています。
本人も分かっていて自らかなり努力をしていると思うのですが、成果として出てこないと言う事は、やはり方向性が間違っているのではないかと考えられるのですよね。
いきなりメジャーで優勝し、ものすごい実力の持ち主だと周りが騒いだ事も有り、自分なら何でも出来るのだというある種の錯覚に陥ったのでしょう。
同じような事が経済界でも起きており、某IT企業が一大帝国を築きましたが自分は何でも出来ると言う社長の思い込みから赤地を垂れ流し続け、かなり窮地に陥っているのと根本的には同じだと思います。
ここでこれら2つの根本的な原因は何かと言うと、そこには人そのものの心理的な問題が根強くあるかと思うのです。
自分なら出来るんだと言う強い意志は素晴らしいことだと思いますが、それ以前に変えなければいけないことがあるのです。
それは、プライドですね。
自分なら何でも出来るから、人から教わったら恥ずかしい。自分の今までやって来たことを否定されるのは嫌だ、等と言うプライドが心の底にあり、改善の手助けをある意味拒否し続けているので、今の結果になってしまっていると思います。
一度教えて頂いたことを、一通り素直にやってみることが一番大事なんだと思います。何故なら、自分ではない第三者の目から見たありのままを教えてくれているのであり、自分では絶対に分からない事なんですから。
それを素直に受け入れることが出来なければ、多分一生変わらないのでしょうね。
最近自分でも思ったんですよ。
変なプライドを捨て、人の意見を取り入れるようになったとき、自分の意思や能力は何倍にもなり、大きな飛躍を成し遂げることができるのだと。
殆どの人は、どうでも良いようなプライドが捨てきれず今の位置にいると思います。しかし、成功している人は人の助言を気付きに変える事ができる素直さをもっているから成功したのだと思います。
人に言われたことは、まずはそうだなって思い受け入れてみることも大事だと言うことですね。