今日は風も強く、日中の気温も上がらずに寒い1日となりましたね。そんな日には、じっくりと本を読むのがあってますね。
今日は読み終わった「失敗の科学」から学んだ、失敗することで学び、逃げない事が大事だという事について書いてみます。
この失敗の科学という本は、失敗したことを認めてそこから学ぶ事が大切だという事を事例を用いて説明しています。
例も非常に分かりやすく、一部専門的なこともありますが凡人の自分でもよく分かる内容ですね。
この中に書かれていることで、特に印象なのが日本人というか日本の社会は失敗を非常に恥じることとして扱っている。失敗する事は、会社として恥であり社会の信用を落とす事になる大惨事として扱っているのです。
しかも、悪いことには失敗を恥とする風習のために、隠蔽する体質も弊害として出てきてしまっているのです。
だから、失敗をしないように無難なことしかやらなかったり手を出さなかったり、はたまた責任転嫁したりと悪いことだらけなんです。
従って、新たな事を起こすイノベーションは起こらない体質になってしまっているのですね。
しかし、失敗をすることで失敗に対するフィードバックが掛かり、改善策でさらに挑戦する。また失敗したら、原因を追及して更なるフィードバックを掛ける。
このフィードバックのループが組める会社が成功するんですね。世の中、論理的に考え込んでしまうと、やってもいないのにできないと判断してやらないことが増えて来ます。そうすると、イノベーションは絶対に起こらなくなります。
これは会社だけで無く、個人すなわち人に対しても当てはまることで、失敗を恐れてしまうと挑戦することをしなくなってしまうのです。
このように失敗する事で、新たな事実をつかみそれを改善につなげていくループを回せると、アッと言うようなイノベーションが起こるのです。
つまり、失敗をしたから怒られるとか恥ずかしいとか言う意識を捨て、失敗したのは何故なんだろうと更に突き詰めて行き、始めた事に対して逃げないで取り組めると、最後は必ず成功するんです。
そう、失敗を恐れず、原因を突き詰め、逃げないで取り組む事が成功への一番の近道なのです。