今日は10時頃まで酷い大荒れの天気でしたが、午後からは晴れ間は無かったですが雨も上がり蒸し暑くなりました。
今もネットで話題となっているカエルの声騒音の話。
昆虫が好きでずっと趣味で写真を撮ってきていると、時代の移り変わりと生き物の声の変わり方も感じるんですよ。
実は自分の家の周りは、10年位前は田んぼでした。当然、毎晩カエルの大合唱です。でも、それをうるさいと感じたことはありませんね。
田んぼがあると、田植えが始まり水が張られると、夏の間は田んぼの上を流れる風が涼しさを運んできてくれたのです。
涼しい風とカエルの合唱は、むしろ季節の風物詩として楽しんでいました。しかし、高齢化が進み田んぼを維持管理できなくなっていると、直ぐに宅地として埋め立てられて売られてしまいます。
今は全て宅地になってしまい、夏は暑くてしょうがないです。むしろ宅地になった事による人害で暑いと文句を売った地主に言いたいくらいです。宅地にすると、エアコンの外装機による熱風も出ますので、地球温暖化だけではなくそれ以上に暑くなった気がします。
今でも残った田んぼと、庭の木々の間でカエルは元気に鳴いております。カエルの鳴き声が増えてくると、あぁもうじき雨かなって思ったりもします。庭によくいたカタツムリも最近は見なくなりました。
でも、生き物が好きでない人にとっては、騒音になるのでしょうね。
いまは高齢化により、里山でもお茶畑は荒れ放題。数年前までは5月の連休当りから茶摘みによる新茶の香りが、山中に香っておりました。しかし、今は茶の木も刈られずに伸び放題の荒れた茶畑ばかりです。
その割に、昆虫がよく集まっていたノイバラの大木や、広葉樹の木々はことごとく伐採されてしまっております。
山を管理している方の苦労も分かりますが、春には一面に小さな白い花を付けるノイバラの大木には、たくさんの昆虫が集まりカメラを構えていると、1日中飽きること無く見ていることができました。
そんな木も今は無いです。
小さな昆虫が毎年集まってきた場所が、毎年1つずつなくなってしまっております。時代の移り変わりなのかもしれませんが、非常に寂しい限りです。
虫取りをしたくても虫がいない、そんな時代になってきてしまっています。もし自分たちが、自分たち以外の生物から駆逐されていったらどう思うでしょうか。
なって見なければ分かりませんが、多分ターミネーターの世界のようになるんでしょうね。機会に人間が虫けらのように踏み潰され駆逐されてしまう。考えるとゾッとしますね。
何故か雨降りにカエルの声を聞いていたら、こんな感じになりました。