今年のオオクワガタのブリードをやって気がついたことが1つあるんです。実験してみて初めて理解したことなんですけどね。
オオクワガタって一夫一婦制なんですね。人間と違って浮気はしないってのが、初めて分かりました。
実は、家のオオクワガタなんですが雄が1匹死んでしまったので、雄1匹で雌が2匹いるんです。
ブリードする際に、最初に1匹をペアリングして産卵させたんですよ。そこで、もう1匹雌がいるじゃないですか。
そのもう1匹の雌ともペアリングしようと思ったんですよ。顎がかっちりしたオオクワガタの雄ですから、雌好きだろうと勝手に思い込んで、最初にペアリングした1匹が産卵に入ったら、もう1匹の雌を雄のゲージに入れたんです。
これでペアリングしたら、もっと産卵して幼虫がたくさん取れるなって勝手に思ったんです。
ペアリングして1週間くらいしたとき、別に大顎で雌を挟んで痛めつけたりもしていなかったので、メスを取り出し産卵キットにうつしてみました。
そこで1週間くらいして確認すると、なんとビックリな状況でした。
普通はペアリングが完了すると、雌は産卵木をガジガジに掘っていくんですよ。しかし、後でペアリングをした雌は何も産卵木を囓ることはしないんです。
おとなしいモノですね。
と言う事はペアリングできていないと言う事だと思うんですよね。
自然界のオオクワガタは一夫一婦でペアで生活しているようなので、最初にペアリングした雌がペアであり、後から無理矢理ペアリングさせようとした雌は、ペアじゃないんですね。
人間のように愛人にはしないんだ。
と言う事で、後の雌は後家さんになってしまったんですね。
今年もし雄が羽化したら、この雌の旦那さんにしてあげよう。
と言う事で、人間とは違いオオクワガタは愛人を作らない真面目な昆虫だと言うことがわかりました。
凄いね。あの子かわいいねなんて言わないようにしないと。