連日暑い日が続いていますね。今日もこちらは夏日に近い気温で、日中はも汗だくだくの状態です。このまま行くと、夏はどうなってしまうのだろうか?
さて、どうでもいい話かもしれませんが、この前届いたBE KUWAの中にカナブンの飼育方法という記事がありました。
ナミカナブンの飼育方法についての記述で、カナブンの幼虫はどんなところに生息しているか等が書いて有りました。
もともとカナブンはよく見る甲虫ですが、その生態は今まで神秘だったようです。それは、カナブンの幼虫を自然界では見つけることがつい最近までなかったようなんです。

一般的にカブトムシやクワガタと同じように、雄雌を飼育セットの中に入れて交尾させれば雌はその飼育セットの中で卵を産むようです。
クワガタとは違い、産卵木に卵を産むのでは無く、マット内に生むようなんです。そして、その卵は幼虫にまではなるのですが、成虫にはならないみたいなんです。
ナゼか?そこがカナブンの飼育についての最大の謎だったようなんです。これは自然界で幼虫を見つけることができないと言う事に関係するのです。

つまり、有る特定の条件下でないと幼虫は育たないと言う事なんんですね。
本の中では腐葉土の中でのみ幼虫は育つと書かれており、人工で幼虫餌を作り出せないので、幼虫のいる腐葉土を一緒に持ってきて育てるしか無いとのことでした。
この記事上では腐葉土としか書いていませんでしたが、この腐葉土と言うよりある特定の場所なのなんです。
カナブンの生態が分かったのは2009年の秋の頃らしい。昆虫写真家の鈴木さんが葛の群落をめくり上げたときにたまたまカナブンの幼虫を見つけたことが始まりらしい。
BE KUWAでは腐葉土の中にいると書かれているが、実際に鈴木さんが調べていったら腐葉土の中にはおらず、地面の上に生息しているらしい。そして、枯れた葛の葉を主食としているため、土の中には居なかったそうだ。
そして、葛が枯れてしまう冬になると、土の中に潜り越冬をするらしいことまで突き止めたんだ。
一番重要なことは、葛の群落下にある湿度が成虫になるための重要ポイントなのだそうだ。
そんな葛の群落が最近は減ってきているため、最近はカナブンの生息数も減ってきているのが日本の状況だそうだ。
何を言いたいかというと、BE KUWAに書かれていた内容は少々違っており、腐葉土の中の繭玉を持ち帰っても、葛の群落の時と同じ湿度で無いと蛹は羽化しないらしい。
これは先の鈴木さんが幼虫を持ち帰り、見つけた場所の葛の枯れ葉と土で飼育し蛹になったが、殆ど成虫にならなかった事から分かった事なんだ。
BE KUWAだけ読むとそうなんだって思うかもしれませんが、実際にはいろいろと調べていくと、違っている部分も見つかってくるんですね。
以上、どうでも良いことでした。