最近、結構本を読む時間が増えたような気がする。とりあえず2ヶ月で6冊までは読み終えることができた。
その本の内容で、ふと気がついたことがあった。タイトルは全然別だが、著者は同じなのでどの本にも共通した思いがあるのかもしれない。
どの本を読んでも、必ずどこかで主人公に対する言葉として出てくるのだ。この言葉が自分としては非常に胸に刺さる言葉なんです。
常に必ず出てくる言葉、それは
「目の前の事を一生懸命やると、やりたいことが見えてくる」
そうなんですよね。年を重ねるほど、何だか目の前の事に対して一生懸命でなくなってくるんです。
その割に要求だけは高いので、何時も満たされないような気持ちが心に溢れているんですよ。
よく、スキな事ができて良いよねとか、スキな事が仕事になったら良いよねとか言う言葉を聞いたことがあると思います。
でもよく考えてみてください。スキな事ってずっと好きですか?飽きてきませんか?
自分は飽きます。これ美味しいなと思った料理。美味しくて好きだから毎日食べても飽きないよってその時は思っても、実際に毎日同じ料理が続いたらさ、絶対に飽きるよね。
だからスキは絶対じゃないと思う。
むしろそれよりも一生懸命にやると、夢中になれる。理由は面白いからとか、興味が出てきたとかいろいろと有るのかもしれないが、とにかく一生懸命にやると夢中になれるんです。
面白いことに、夢中になれることってスキって言う気持ちよりも面白いって気持ちの方が強くないかい。だから知らぬ間に夢中になて時間が経つのも忘れてしまう。
私の場合、プログラミングなんかそうですね。特に得意でもないけど、動かないと何で?って思い夢中になって原因を探してデバッグに夢中になってしまう。
小学校の頃は、こんな感じで夢中になっていろいろと挑戦しているから、夢が膨らんでくるんだ。
でも中学、高校とす進むに連れて現実的な打算が加わり、どうせと言う言葉が先にでてしまい夢中になれるようなものが無くなる。
そうすると一生懸命に打ち込むものが無いから、知らぬ間に夢もどこかに消えてしまい、周囲に流されみんなと同じ人生を歩むことになる。
還暦を過ぎ余計にそう感じるようになってきた。昔、会社の仕事も波瀾万丈でトラブルが多かった。その分トラブル対処に一生懸命で夢中になっていたのですごく楽しかった。
こうしたいな、こう改善していきたいな、そうすれば会社がこう良くなるなんて真面目に考えたものだ。
しかし今は、分業制になり余分なことを言うと社内のトラブルになり、口は災いの元になってみんな無口になってしまう。
当然、夢中になることなど皆無だ。
今、仕事をはじめとしてつまらないのは、こういう原因が根底にあるからだね。
この歳だからさ、仕事よりも趣味で夢中になれるものを見つけるのが一番。そうすれば、また夢が広がってくる。
人生、ずっと夢を追いかけている間は年を取らないんだよね。
本を読むと新たな知識が身につく。そして新たな発見がある。時間があれば本を読む、これは正しい事だとつくづく思った。
人生の最大の投資は時間、時間があったら本を読もう。視野と心が広がるよ。