最近、時間があると本を読んでいる。本を読むと言うと、今までは技術書とか自伝とかそんな類いが多かったのだが、今は単に普通の本を読んでいます。
今まで普通の本というと、どちらかというと娯楽的な要素が多く、よく読んでいたのが京極夏彦なんです。
京極夏彦の本は分厚くて読み応えがあるのですが、展開がどうなるのかとワクワクしながら読み続けてしまい、数千ページの本でも1週間で読み終える事ができるのです。
京極夏彦との出会いは「魍魎の匣」でした。その後、海外出張に行く度に何冊か購入し読んでいたので、結構な種類を読みました。
しかし、最近になりとある1冊の本を読んでから、喜多川 泰の書く本に夢中になってしまったのです。
最初に読んだ喜多川 泰の本は「きみと会えたから」でした。ナゼこの本を選んだかと言うと、帯の所に書かれていた今日をどう生きるかと言う文字が気になったからです。
この歳になり仕事の一線から退いたのですが、ふと振り返ったときに
- 今までってどうだったのかな?
- 充実していたのかな?
- こんな人生で良かったのかな?
と後から後から自分に対する問いが湧いてくるんです。
そう言う疑問を持ちながら生きていたとき、ふと読んだこの本の内容に凄く心を動かされたんですよね。
ザックリと構成を書けば
- 自分の欲しいものを知る
- 夢を実現させる方法を知る
- 経済的成功の真実を知る
- 魅力あふれる人になる
- 手段を目的にするな
- できないと言う先入観を捨てる
こんな構成で本は書かれています。病気の少女が同年代の少年に生きるを教える内容なのですが、よくある自己啓発本なんかよりもずっと具体的にかつどう考えるべきかが書かれており、もし中学時代にこの本に出会っていたら、自分の人生変わっていたかもしれないって真面目に思いました。
自分の孫達が中学校に入る入学祝いとしてプレゼントしたいと思った1冊ですね。
また、次に読んだ「上京物語」という本もこれからを生きていく人に送りたい本ですね。
もっとも、人はそれぞれ価値観が違いますので、内容の捉え方も違ってくると思いますが、少なくとも高価な自己啓発本を購入するよりは、具体的であり人生でもっとも考えるような内容が対象ですので、何か心に来るものが大なり小なりあると思います。
仕事や人間関係など、社会に出て疲れることが沢山あると思います。それを打開するために自己啓発本を購入し自分の意識改革をしようと思う人が多いですよね。
しかし、自己啓発本は全て抽象的でかつ一般論的にしか書いてないし、具体的に良かった、ためになったと言う事は殆ど無い。少なくとも自分はそうでした。
しかし、喜多川 泰の小説はもっと具体的に書いて有り、誰もが遭遇するような人生の課題を対象にした小説なので、少なくとも実感は湧くと思います。
気になった人は是非読んでみてください。
おまけですが、喜多川 泰ではありませんが、この本も子供や孫にプレゼントしたい1冊の候補だと思いますよ。
ホント、本って良いですよね。
自分の知識を増やしてくれますから、時間とお金を投資するなら本でしょう。