まずはオオクワガタの幼虫が入った菌糸瓶交換が15本完了しました。17本のうち、3本は一番最初に取り出したもので、3回目の交換になります。
温度管理を一部してみたり、最初と途中で材料を変えてみたりといろいろな実験をしながら飼育しています。
未だ残りは5本ありますが、今月末を目標に交換を検討しております。
17本の菌糸瓶交換を実施し、今まで初めてとなる30g超えが3匹も出ました。残念なことに2匹は★になってしまいました。
自己最高記録の30g超えが3匹も
今回は過去にやったこと以外の事を、実験的に実施して次回以降につなげよう言う思いも有り、大きく3つ事を行いました。
その結果、各々のケースで過去最高の30g超えが1匹ずつ出たんですよ。
実験方法 | 重量 | 写真 |
温度管理 | 30g | |
自然放置 | 33.5g | |
食材変更 (カワラタケ→オオヒラタケ) |
30g |
食材変更のモノは、自然放置状態で行いましたので、これはこれで問題がありました。
現状の主要菌糸瓶はこれ
★になってしまった2匹の状態
★になってしまった2匹の状態ですが、2つのケースは別々でした。
- 最初に菌糸瓶に投入後に菌糸に巻かれてしまい★になった
- かなり大きくまで育った様子で、菌糸瓶内に食痕もあり幼虫がいる部分の部屋ができていたが、何だかの理由でミイラになっていた
この2つは自然放置状態で飼育していたのですが、菌糸瓶の状況も全く異なっていました。
最初に菌糸に巻かれたと思われるもの
こちらの菌糸瓶は、どちらかというと綺麗な状態で夏場から冬にかけての温度変化でも、菌糸の発育が大きくは育っていなかったです。
最初に幼虫が中央部で菌糸に巻き込まれた後、菌糸の発育自体は進行しなかったのでは無いかと思われ、幼虫の食い荒らしが無いので余計に綺麗だったと推測される。
大きいミイラになっていたもの
こちらはかなり食痕が有り、ミイラとなっていた場所は丁度瓶の中央部くらいです。
こちらの特徴は、菌糸自体の発育は進行していたようで、瓶の口元には大きく成長した後に干からびたきのこがへばりついていました。
但し、瓶内部を掘り出していくと、食痕の周りがあまり腐敗もしていないし、どちらかというと菌糸に巻かれて★になったと同じように、内部は意外と綺麗でした。
と言う事は、★になったものが共通していることは、予想に反して菌糸の生育状態が悪く、片方はそのまま最初の繁殖時に巻かれで★に、もう一つは途中まで大きくなったが菌糸の繁殖が悪くで餓死した感じ。
一定期間放置して、瓶の口元のきのこの繁殖状態を確認し、繁殖していないようなモノは菌糸の発育が良くないモノと推測される。
今後、夏の温度が高い時期はきのこの繁殖も早いので、1ヶ月程度できのこの繁殖が見られないモノは、菌糸瓶の発育不良と思われるので、早めに掘り出して他の菌糸瓶に移し替える事にする。
17本の菌糸瓶交換最終結果
今回菌糸瓶を交換した結果は以下のようになります。
保管状況 | 瓶番号 | 交換前 | 交換後 | 倍率 |
温度管理 | 4 | 6.0g | 30.0g | 5.0 |
温度管理 | 8 | 9.0g | 13.0g | 1.4 |
温度管理 | 7 | 5.5g | 12.5g | 2.3 |
温度管理 | 15 | 10.0g | 13.0g | 1.3 |
自然放置 | 4 | 3.0g | 14.0g | 4.9 |
自然放置 | 10 | 2.0g | 12.5g | 6.3 |
自然放置 | 1 | 2.0g | 33.5g | 16.8 |
自然放置 | 6 | 3.5g | 12.8g | 3.4 |
自然放置 | 12 | 4.5g | 24.5g | 5.4 |
自然放置 | 5 | 4.0g | 14.0g | 3.5 |
自然放置 | 11 | 4.0g | 13.0g | 3.3 |
自然放置 | 14 | 4.5g | ★ | |
自然放置 | 2 | 4.5g | 13.5g | 3.0 |
自然放置 | 3 | 4.0g | 27.0g | 6.8 |
自然放置 | 13 | 2.0g | ★ | |
自然放置 | 食材変更1 | 18.0g | 12.0g | 0.7 |
自然放置 | 食材変更2 | 20.0g | 30.0g | 1.5 |
1匹だけ★にはなりませんでしたが、縮んでしまったものがいました。
菌糸瓶17本の交換結果 まとめ
まだ5本残っており、その内1本は食材交換をしたもので、残りの4本は最初はマット飼育をしており、ある程度大きくなって菌糸瓶に変更したもの。
従って、4本はまた条件が変わってきているので、交換時が楽しみでもある。
今回の17本の菌糸瓶交換結果から分かったこと
- 極度の温度管理は不要で自然放置で十分(夏場のエアコンのみ)
- 幼虫投入後、1ヶ月程度で菌糸瓶の口元にきのこの発育が見られないモノは早期に交換
だいたい結果に上げた事をやっていれば、ほぼ問題無く幼虫は育っていくと思われる。30gを超える超えないは、投入した菌糸瓶の菌糸の発育状況によると思われるので、個人での管理は難しい。
故意的に行うのであれば、自分で菌糸と添加剤を混ぜたオリジナルブレンドを作って試す必要がある。
次回のし育児は、以下の2つを試してみたい。
- 最初から最後までカワラタケで飼育する
- オリジナルブレンド品を作りそれで飼育する
また次の目標ができました。